フリーランスになると、事務処理をしなければならなくなる。専門家に委託するとコストが掛かるため、自分で行ってしまいたいと考えるエンジニアは多いだろう。しかしだからといって無駄に時間を掛けてしまったり、誤った方法で行ってしまったりすると問題になる。有用なツールを用いて、正確かつ効率良く行うことがポイントだ。

事務処理の中でも問題になりやすいのが、会計関係の事務である。領収書をただ集めておけば良いというものではなく、帳簿を付けなければならない。特に何かとメリットが多いのが青色申告で、そのメリットを最大限享受するためには、複式簿記をすることが求められる。しかし複式簿記は専門的な知識がないと難しい。専門知識がなければ学ぶ必要があるだろう。

しかし、優れた会計ソフトを使用すれば知識が浅くても青色申告をすることができる。さらに青色申告をするための確定申告書類を自動作成する機能がついているソフトも多いため、年度末に慌てる必要も少なくなるだろう。ただし、いくら会計ソフトを使用するとしても、青色申告に関する最低限の知識だ。そのため仕事に必要な知識として青色申告の基本を学ぶ必要があるだろう。

なお会計ソフトはクラウドベースで使用できるものを使うと、コストパフォーマンスが高いのでお勧めだ。クラウドベースの場合は初期費用が安く、不要になった際には解約して使用を中断することができる。フリーランスのような小規模であれば安価のものも多い。競争も激しくなっているため、安くて機能が充実している会計ソフトもたくさんあるのも魅力だ。フリーランスを始めるときは、どこの会計ソフトが良いか調べておくことが賢明だろう。